任意の予防接種 どのような順番で受ければいいの?
Q 1歳3カ月の娘。これまで、義務付けられている予防接種を順調に受けてきました。これから任意の予防接種を受けていく時期になりますが、どんな順番で受ければいいでしょうか。(青葉区・M子)
低年齢の子どもがかかりやすい病気から接種を
予防接種には予防接種法で定められ、ある限られた年齢の間に受ける定期接種(三種混合、ポリオ、はしか、風しん、日本脳炎)と、法律で定められていない有料の任意接種(おたふくかぜ、水ぼうそう、インフルエンザなど)があります。
現在定期接種は義務ではありませんが、受けるように努めなければならない「勧奨接種」です。しかし病気から個人を守るという観点で、やはり義務接種と同じように考えたいもの。
任意接種に関しても、病気のまん延予防と、万が一発症した時の苦痛の緩和のために、積極的に接種してほしいですね。
風しんに流行の兆し 確実に予防接種を
任意接種は、低年齢の子どもがかかりやすい病気の予防接種から行うのがポイント。また1歳以後の予防接種の定期および任意を交えての順番は、はしか、水ぼうそう、風しん、おたふく、日本脳炎。インフルエンザは、毎年流行前の11月頃の接種が基本です。時期が限られるため優先するのが望ましいですね。
今、注意したいのは風しん。仙台市が実施する感染症発生動向調査でも、2月以降風しん患者が増えているという報告があります。妊婦が風しんに感染すると先天性風疹症候群と呼ばれ胎児に小頭症、心奇形、白内障や難聴が出る可能性も。90カ月までの定期接種期間中に、接種を受けましょう。接種の機会を逃した場合は、任意接種で対応を。
チェック! |
予防接種Q&A |
Q-1 |
1歳前に、はしかの予防接種を受けたい
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A-1 |
従来、はしかの予防接種は1歳過ぎからですが、保育所など集団生活の機会が多い子どもの場合、1歳前の接種を考慮してもOK。ただしその場合は任意接種扱い。有料になります。 |
Q-2 |
副反応が不安なのですが… |
A-2 |
予防接種はワクチンの性質上、副反応を完全になくすことは困難。しかし薬剤も年々改良され、近年はかなり減少しています。そして実際の病気にかかるより、予防接種の副反応が起きる可能性の方が低いのです。副反応を心配するより、積極的に接種を受けましょう。 |
Q-3 |
どの医療機関で受けるか迷います |
A-3 |
普段の子どもの状態をよく知っているかかりつけの病院があれば、そこで受けるのがベスト。 |
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