いつまでも続く鼻水が心配
Q 4月からずっと、幼稚園年少の3歳の息子の鼻水が止まりません。小児科に連れていきましたが、それでも症状はおさまらず。耳の痛みは訴えないので、中耳炎ではないと思うのですが。最近は黄色い鼻水が出ています。(青葉区・T)
風邪をこじらせた、アレルギーまたは副鼻腔炎のいずれか
鼻水が長期にわたって続く場合、次の事が考えられます。
幼稚園などの集団生活で、風邪が治りきらないうちにほかの風邪のウイルスをもらってしまい、いつまでも風邪の症状としての鼻水が続いてしまうということ。この場合は、少しよくなったからといって薬を止めずに根気よく服用することです。
アレルギーの可能性も考えられますが、その多くは透明の鼻水が続きます。アレルギーなら季節によって、またはある反応としてということが多いものです。
また、副鼻腔炎(蓄膿症)でも、長期にわたって鼻水が続きます。子どもは、体の機能が未発達のため、副鼻腔炎になりやすいのです。でも大人と違って、副鼻腔炎になったからといって大変なことではありません。
今回、相談のお子さんは鼻水が黄色いということなので、風邪または、副鼻腔炎ではないかと思われます。
中耳炎の心配もしているようですね。耳と鼻は確かにつながっていますが、だからといってすぐに中耳炎を疑う必要はありません。そもそも耳と鼻は、それぞれが一つの器官として機能しているものです。中耳炎なら鼻水が出るよりも、まずは耳が痛くなるという症状が見られます。
小児科でみてもらっても改善が見られないならば、耳鼻科で治療を受ける事をおすすめします。
チェック! |
〜長期にわたる鼻水〜 |
1 |
風邪が治りきらないうちに別の風邪を引き、風邪が長期化している場合。 |
2 |
アレルギー。この場合はサラサラとした透明な鼻水になる。 |
3 |
副鼻腔炎(蓄膿症)。子どもの体は未発達のため副鼻腔炎になりやすい。 |
|
※いずれの場合も、なかなか改善が見られない場合は耳鼻科の診療を受ける。
中耳炎は、まずは耳が痛くなるので、鼻水が続くといってもすぐに心配する必要はない。 |
|