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小児科ミニ知識
ひきつけ2
さて、ひきつけを起こしたらどうしたらよいでしょうか。お母さんが慌てても、痙攣は止まりません。以下にお母さんがすることを箇条書きにしておきます。
1.おでこに手を当てるか、体温を計り熱のあることを確認します。
2.起こった時間を確認し、衣服をゆるめ、嘔吐しても大丈夫なように顔を横にして、解熱剤の坐薬を挿入します。
3.どんな形の痙攣なのか、観察しながら待ちます。痙攣の形には、ガクガクする以外に、硬直することもあり、唇や顔が紫色になることもよくみられます。舌を噛むのを心配して、割りばしなどをロにいれる必要はありません。持つている時間というのは、長く盛じるものですが、多くは5分以内に止まります。
4.止まって、意識が戻つて泣くようになれば、そのまま様子を見ても構いません。
文章にすると簡単ですが、痙攣を起こし顔色が紫色になって慌てないことは、不可能です。心配であれは、いつでも病院を受診するようにしましょう。
今までの痙攣を振り返ってみて、熱かなかったり、部分的な痙攣が見られたり、持続時間が長かったり、何度も繰り返しているような場合には、熱性痙攣以外の病気が、隠れている可能性かあるため、主治医の先生に相談することが必要です。
最後の一言、お子さんが痙攣を起こしたときは、この記事を思い出して、お母さんがしっかりすることが一番大切なことかもしれません。