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小児科ミニ知識
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赤ちゃんとお出かけ

  暑い季節になり、お出かけの機会が多くなります。赤ちゃんも一日中、おうちの中だけでは、欲求不満になってしまいます。時間を選んで、外に連れだすことが大切です。その場合、月齢に合った外出の仕方を守ってあげたいものです。外気浴と日光浴を区別 し、時間帯を選んであげましょう。自然の中で光とおいしい空気を胸いっぱい吸わせてあげましょう。
夏になると、旅行などの長期のお出かけも多くなります。赤ちゃんの年齢によって注意点は変わります。しかし基本的なことは同じです。スケジュールは赤ちゃんを中心にして計画しましょう。赤ちゃんの発達によってお出かけの仕方も変わります。首が座っていない場合は、横になる体勢を考えてあげましょう。ベビーカーを水平にしたり、篭で寝られるようにと工夫してみてください。赤ちゃんはあまり酔うことはありませんが、自動車などの長時間の振動は決してよくありません。休憩をはさみながら、無理のない移動を考えましょう。
 夏の一番の大敵は暑さです。大人と違って、こどもの体温調節は充分ではありません。うつ熱と言って、周囲の温度の影響で体温が容易に上昇してしまいます。時々事故として報道されますが、決して一人で自動車の中などの高温となる環境に放置しない様にしましょう。日焼けも赤ちゃんには大敵です。日焼けは、やけどと同じです。直射日光を避け、日中の日差しの強い時間帯は、海辺などの日焼けしやすいところは避けたいものです。
 水分の補給も大切なことの一つです。赤ちゃんは、体重に比較して多くの水分を必要としています。逆に言えば、容易に脱水になりやすいわけです。暑さに応じて、水分の補給を心掛けましょう。
 お出かけは、楽しいものです。赤ちゃんを中心として、楽しい思いで作りができるようにしたいものです。