Q:はじめまして、1才8ヶ月の娘の母親です。娘の頭のあせもについて質問します。日中は、時々かゆがる程度なのですが、頭を洗おうとすると火のついたように泣きだし、ものすごい勢いで抵抗します。現在は、低刺激シャンプーでマッサージするように洗い、良くすすいだあと、ペナテン(産院でいただき、後購入)をぬ
っています。この薬、おむつかぶれや、脇のしたのあせもには良くきくのですが、頭部には、あまり効きません。前に調べてもらった所、ステロイド系は含まれていないそうです。良い薬、対処方などありましたら、お聞かせ下さい。
石川県 金沢市 M.E
A:果たしてあせものために泣くのでしょうか?あせもはかゆがることは多いのですが、細菌感染などを合併していなければ泣くほどのことはありません。時々かゆがる程度なので、あせもはあまりひどいとは思いません。別
な理由で泣くのではないでしょうか?あせもの治療はやはり痒みをとるぐらいです。あまりひどければステロイド入りも止むを得ない場合があります。予防が最も大切で、汗をかかせ無い(これはなかなか困難です)、清潔にする、よく汗を流すなどです。あまり一生懸命洗ったり、お手入れすることをいやがるのではないでしょうか?あまり気になるようなら、皮膚科で見てもらって下さい。
Q:お風呂上がりや、眠っているときに綿棒で息子の耳そうじをしているのですが、耳の穴がふさがるのでは、というような大きな耳あかが、ごろごろ見えるところにたまっているのです。耳掻きで、そうじをするときっととれるとおもうのですが怖くてできません。大きな耳あかは、放っておいてもよいのでしょうか?それとも耳鼻科に行ってとってもらったほうがいいのですか?
奈良県 宇陀郡 N
A:基本的には放っておいて結構です。よく外来でも話すのですが、草食の野生の動物はもちろん耳かきをしません。耳が聞こえなくなって、他の動物に食べられたという話は聞きません。外耳道はすぐ周りに骨があるのです。下手に傷つけると厄介なことも怒ります。日本人は清潔好きです。外国では日本でほど耳の掃除を真剣に行ってはいません。こどもがおとなしくさせてくれるようになったらすればいいと考えて下さい。
Q:湿疹のことでお便りします。1歳10ヶ月の男の子ですが、最近よく湿疹が出るようになりました。最初は皮膚科で、「じんましん」と言われ、「アタラックスP」というシロップを頂いていましたが、薬の服用をやめるとまた出てくるいちごっこになっています。試しにその後別
の皮膚科にかかってみたら、「じんましん」の診断は同じだったのですが、「セルトクト」という抗アレルギー剤を頂きました。症状が出た時だけ飲むように言われました。ところが先日、風邪で小児科にかかった時、小児科の先生曰く「これは、じんましんじゃないよ。滲出性の湿疹のようだね。水が中にたまっている湿疹だよ。」セルテクトを時々服用していると話すと、「それは抗アレルギー剤だから、ずっと飲み続けなければ意味がないよ。症状がなくても飲まなきゃダメだけど、あまり効果
は期待しない方がいい。」との答え。何を信じて、どう対処していいのか分からなくなってしまいました。滲出性の湿疹なんて、手元の本などには載っていなくて・・・。どういうタイプの湿疹なのか、今後はどのようにしたらいいのか教えていただけますでしょうか?。よろしくお願いします。
愛知県 東海市 Y.H
A:最も難しい質問の一つです。見てもいないのに、箱の中のものを当てて下さいというのと同じです。しかし最初の病院で薬を飲むと無くなり、止めるとまたでるというところからは、どうも蕁麻疹のようだと思います。どうして止めてしまったのでしょう。蕁麻疹の種類には慢性蕁麻疹というのがあって、出たりひっこんだりを繰り返し長く続くものがあります。場合によっては長期にわたって服薬が必要となることもあります。原因は不明なことが多く、当院でも1〜3カ月薬が必要なこどもがいました。
滲出性の湿疹というのがどういうものをさしているのかわかりません。その字のままだとすれば、滲出性と言うのは滲み出た、じくじくした湿疹です。これでは蕁麻疹とは違うもの(見た目で)と思いますが?
薬を飲んでなくなったのが事実です、やはりそれを信じたほうがいいのではないでしょうか?
Q:1歳8ヶ月になる子供がいます。いまだに、断乳ができていません。生後5ヶ月から保育園に通
っているせいか、帰宅すると、寂しかったのか、泣いて要求をします。また、夜寝るのにも、ほとんど毎日飲んで寝ます。保育園での、お昼寝の際には、飲んでないわけなので、ただただ甘えからだと思われるのですが、なかなかやめることができません。産婦人科で、"薬でとめましょうか?"と聞かれましたが、自然にまかせています。断乳の必要性と、有効な方法、またもし、これから妊娠した場合のことも含めて、教えていただけないでしょうか?。
愛知県 名古屋市 S.K
A:断乳の考え方が最近変わってきているのを御存知ですか?以前は無理にでも親の意志で、止めさせていたわけです。断乳についての考え方で、卒乳という言葉が出来ました。つまり親の意志でなく、子どもの意志で止められるようになるまで待つという意味です。長期の哺乳には別
な意味で、虫歯も問題になります。歯のお手入れがきちんと出きることを条件に、もう少し様子を見ていいと思います。子どもは甘えてお母さんの反応を求めてきます。もう少し大きくなって何かの時寂しくてお母さんに甘えることは許して、甘えるために母乳を求めたときは許さない。こんなことって何か変ですよね。同じに考えてあげて下さい。もちろん一部には断乳をするべきという考え方も根強くあります。大事なことはお母さんが自信をもつことです。よいと思うことはやってあげて、だめと思うことはやらないが基本です。断乳しなければいけないと思いながらあげるようなことはしないようにしましょう。もう一つQ&A;コーナー(6)の断乳が出来ずに困っていますを参考にして下さい。
Q:はじめまして引越しのため、生後2ヶ月の乳児を連れて、来月海外渡航を予定しています。一部の医師には、気圧の変化もあるので、3ヶ月まで待った方が良いとも言われています。この件に関して先生のご意見をお聞かせいただければ、幸いです。
Y
A:基本的には社会的適応と考えて下さい。人には色々な事情があって1カ月の子どもでも飛行機に乗せなければいけないこともあります。乳児は耳管の機能が不十分だと言われていますが、これも個人差があり一概にはいえないことです。もちろん大きくなるに越したことはないと思いますが、これもいつまでということも確定できません。果
たして2カ月と3カ月の違いに意味があるかということです。実際には飛行機で大きな問題を起こすことはないと思います。遊びに行くのならアドバイスの仕方が違います。引っ越しであれば止むを得ないと考えて下さい。別
々にいけるわけではないでしょうから?