Q:5カ月になる息子ですが、普段は、機嫌も良く、ミルクもよく飲むのですが、大便(便の固さは普通
なのですが)の時になるときまって痛がっているような尋常でない泣き方をします。どのようなことが考えられるでしょうか。お聞かせ下さい。(一度便の中に血のような筋状のものがありました。)よろしくお願いします。
茨城県水戸市 H.I
A:病気の可能性はあまりないと思います。果たして排便だけの時だけ泣くのでしょうか?もう少し詳しく観察してみて下さい。肛門の括約筋がつよいと(尻の穴の締まりが良すぎると)、便の太さがあまり太くなくても肛門が切れて出血や痛みを伴うことがあります。そんな感じかも知れません。それならば様子を見ながら待っていてもいいでしょう。心配なら掛かり付けの先生に相談してみて下さい。
Q:私は2歳の女の子と1ヶ月の女の子の母親です。1日前に1歳のお友達の所に遊びに行きました。そうしたら今日水ぼうそうになったって連絡がありました。水ぼうそうの予防接種をまだしてません。うつるんでしょうか。もしうつったとしたらどうゆう症状が出るんでしょうか
栃木県宇都宮市 K.S
A:水ぼうそうの感染時期は、発疹の出る1日前ぐらいからかさぶたになるまでの間です。そうするとうつっている可能性はあると思います。症状については、小児科ミニ知識の水痘についてを参照して下さい。
Q:はじめまして。生後7ヶ月の女の子のママです。右目の鼻涙管閉塞で悩んでいます。4ヶ月のときに1回目のブジーを通
してもらいましたが、直らず、7ヶ月に入ってすぐに2回目のブジーを通したのですが、目やにが続き、涙目が治りません。ほとんどの場合、2回通
せば治ると本などには書いてありますし、抗生物質の長期投与はかえって耐性の菌が繁殖したり、閉塞を強くして、チューブを通
す手術をしなければならないと聞きましたが本当でしょうか?現在の係りつけの病院では2回目に通
した時に「大丈夫!」と言われましたが、治らないので、困っています。病院を変えた方がいいのでしょうか?また、このまま放っておいても問題は無いのでしょうか??
長野県 T.M
A:眼科の専門でないので一般的なお話をしましょう。確かにブジーを通すと2回目ぐらいで治ることが多いようです。当院から眼科に紹介した患者さんで、なかなか治らなかった子どもがいます。その患者さんは、こちらの責任で他の眼科を紹介して治りました。何とも答えとなっていないようですが、病院を変えることもひとつの方法だと思います。(しっかりいえない、こちらの立場を考慮していただければ幸いです)
Q:はじめまして。1歳3ヵ月の男児の母親です。予防接種ですが、任意接種のおたふくかぜや水ぼうそうも受けたほうが良いのでしょうか?
愛知県丹羽郡 H.F
A:予防接種に対しては、小児科医でも意見に個人差があります。取りあえず小生の見解を述べてみます。
予防接種の目的は、病気を予防するということです。予防するということは、その病気に対する治療法がないということです。予防ができてこどもを苦痛から開放できるのであれば、予防接種をしてあげるべきです。そのためにも任意接種もしてあげたほうがいいと考えています。副作用が心配されていますが、ほんとの病気にかかるのと予防接種で起きる副作用を比較すると、もちろん本当の病気の方が問題となります。やはりしてあげたほうがよいと考えています。
Q:はじめまして。10ヶ月になる娘の事でお伺いいたしたく思います。生後半年ぐらいから胸からお腹にかけて大変小さなプツプツがびっしりとでき(まるで鳥肌がたったような感じ)お風呂にいれて手で体を洗うとザラザラとした感覚がありました。かかりつけの小児科医にたずねたところ単に乾燥からきてるものだろうからワセリンを塗るようにとの指示があり、それ以来ずっとお風呂上がりにはワセリンを使用してきました。ところがここ1ヶ月の間に、そのプツプツは背中、そして両腕、両足(太股や膝の周り、ふくらはぎ)にも広がってきたのです。赤みや、かゆみは全くないのが救いなのですが、これは一体なんなのでしょうか。かかりつけの医師の言うとおり乾燥肌であってまったく問題の無い物なのでしょうか。食物アレルギーの一種ということも考えられませんか?もしくは、これは鮫肌といわれているものなのでしょうか。先生が直接ご覧にならないとはっきりとしたことはおっしゃれないと思いますが一応、考えられるケースについてお答えいただければ幸いです。アメリカに住んでおり、医師とのコミュニケーションが難しく、適切な治療がうけらず困っています。どうぞよいアドバイスをお願いいたします。
サンフランシスコ Y.N
A:もちろん実際に拝見しないとわからないものです。一般的なことについてお話ししましょう。アレルギーによるもので湿疹を起こす代表は、アトピー性皮膚炎です。しかしアトピー性皮膚炎の診断の根拠は、湿疹が有り、痒み(かなり強いもの)を斗もない慢性の経過をとるものをいいます。したがって今の状態であれば、食物アレルギーでもなく、アトピー性皮膚炎でもないようです。またさめ肌というのにも実際いろいろ有り、医学的には先天性魚鱗癬(ちょっと難しい名前ですが)を指します。これな本当にざらざらというよりがさがさが強いので、それでもないようです。やはり乾燥肌と考えてよいでしょう。多少体質が関係するようで、寒い季節になると目立ってくるのが特徴です。乾燥すると皮膚の表面
に細かい傷ができ、湿疹(赤くてかゆい)ができやすくなります。ワセリンや保湿成分の入ったクリームでお手入れしてあげて下さい。痒みが出てくるようなら、先生に相談して下さい。