Q:長女(2歳10ヶ月)のどもりがひどく,特にここ最近は,言葉数自体が減ってきたように思われます
。今までは,ごく普通に(どちらかと言えばうるさいぐらい)話していたのですが、今まで話していた言葉
でも,どもってしまい,話すのを途中でやめるような状態が続いています。また、どもり始める前から,便
秘がひどく,2〜3日出ないのは当たり前のようになっています(現在も)。出たとしても,とても固いウ
ンチしか出ず,出る前に痛いと言って泣きわめく状況です。これは、長男(生後7ヶ月)がつかまり立ちを
始め、周りのみんなの関心が,下の子供に行き始めてから,いろいろな症状が出てきたようなのですが、何
か精神的なものが関係しているのでしょうか?ちなみに、便秘に関しては近くの小児科の先生から,小児用
の下剤を出してもらい,一ヶ月間くらい与えているのですが,一向に良くなる気配がありません。とても心
配でしょうがないので,何か良いアドバイスをお願いします。
東京都江戸川区 M.M
A:確かに上の症状は、精神的なものの関与の可能性もあります。こどもの心因性の症状は、心の不安や緊張から出ると考えられています。下の子を意識するようになって、自分に関心が少なくなってきたことが原因かもしれません。どもりについては、まずは無視するようにしてください。こどもの立場になって考えてあげてください。そして、上のお子さんとの接点を多くつってあげてください。そうすれば落ち着いて来るでしょう。便秘も関係していると思いますが、食事(Q&Aコーナーを参考にしてください)を工夫したりで、様子を見てみましょう。便秘が頑固な場合は、掛かり付けの先生にもう一度相談してください。
Q:昨日、2歳になる息子が鼻血を出しビックリしました。なぜか、興奮したときにツツーと鼻血が出るようです。昨日、一日で3回(朝、昼、晩)出ました。今日、耳鼻科へ連れて行きます。
何かアドバイスよろしくお願いいたします。
三重県鈴鹿市 H.O
A:鼻血は多くの場合、知らないところで傷がついた(鼻をほじることによります)ために起こります。(Q&Aコーナーを参考に)止まりにくささえなければ、まずは心配いりません。しっかり止めてあげるようにしてください。
Q:海外に住んでいる夫婦です。日本でもらった母子手帳の中の案内に先天性代謝異常等検診のお知らせというのが入っていました。生後5日から7日目くらいに行う血液検査により早期発見ができるとのことですが、こちらではそういった検査について案内はありませんでした。当然、検査は受けていないわけですが、今度日本に帰ったときにこの検査を受けるのでは遅いでしょうか?8月2日に生まれた我が子は今、生後3週間です。パスポート取得などを考えると日本に帰国できるのは多分10月中旬くらいになると思うので、生後2ヶ月半〜3ヶ月くらいになってしまいます。初めての子どもなので色々気になってしまいます。教えて下さい。こどもはいたって元気です。
北マリアナ諸島サイパン島 T.O
A:先天代謝異常の検査は、先天性の代謝異常症を早期に見つけるために行われています。現在は7種類で、フェニールケトン尿症、ヒスチジン血症、メープルシロップ尿症、ホモシスチン尿症、ガラクトース血症、クレチン症、先天性副腎過形成です。これらの病気は、早期に発見すれば治療法が確立しているものです。発見率は、7,000〜200,000人に一人の割合です(珍しいものなのです)。早期に発見すれば、治療法が確立され後の障害などが防げるのです。ともかく珍しい病気なので、今の状態からはあまり心配はいらないと思います。帰国されて心配なら、保健所に相談してみてください。
Q:9ヶ月に入って3回食に進めましたが、なかなか定着せず困っています。3回のうち1回は嫌がって泣いて抵抗します。時間は離乳食が10時、2時、6時と7時(起きてすぐ)、10時
(寝る前)のミルクです。たいてい2時か6時の離乳食を嫌がります。そういう時はミルクを与える事になり結局
2回食になります。ミルクの量は一回150cc位ですこし少ないのではないでしょうか?体も小さく体重は8kg足らずなので、たくさん食べて大きくなって欲しいのですが・・・いつ頃から大人と同じようなものを同じ時間に食べられるようになるのでしょうか?海外に住んでいて、月齢の近い子供を持つ友人がいないので、誰にも相談できずひとり試行錯誤の毎日です。
シンガポール T.N
A:子育ての中で、個性という言葉が良く使われるようになりました。育児書、保健婦その他では、個性ということに目をつぶって、みんな右習えです。大人でも小食の人から大食漢までさまざまですが、どれが正しいなどとは考えないものです。こどもでも同じことです。何カ月はミルク何cc、離乳食は何回など決められないのが当然です。大事なのはトータルの栄養のバランスです。10カ月で哺乳が中心の子もいれば、離乳食だけしか食べない子のいます。どちらが正しいなんて言えないのはわかるはずです。それが個性なのです。体の大きさも個性です。いっぱい食べれば大きくなるかというと必ずそうではありません。太るだけのこともあるのです。要はバランスです。大人の思いどうりにこどもが育たないことは、これからいくらでもあるのです。少し余裕を持ちましょう。今の時期は、こどもはミルクの方が得意なのです。強制する必要はないのですが、大人が方向づけをしてあげることは大切です。1回ぐらい食べなくても、栄養が足りなくなったり、何かが起こることもありません。食べなければ1回ぐらい抜いてもいいと考えてください。食べないからミルクを与えていると考えますが、子供は食べなければミルクが出てくる(エヘヘヘ)と思っているかもしれません。うまく方向づけをしてあげてください。大人と本当に同じものを食べるのは、厳密には3才ぐらいでしょう。がっかりしないでください。厳密にはです。1才を過ぎれば大人と同じような料理で構いません。しかし、しっかり噛むことはまだできないので、かわりに噛んでやったり、柔らかい献立にしてください。
Q:生まれて4カ月の女の子ですが、血便がでました。特に泣いたり痛がったりしているようすでもないのですが、何か重大な病気につながることがあるのでしょうか?教えてください。
U.M
A:急いでいるようなので、早速返事します。
血便といってもさまざまです。便の中に少し混じる程度から、全くの血液に近いものまであります。赤ちゃんで少しだけ、糸を引くような血液が混じることは良くあります。下痢もなく、便の状態が普段と変わりなく、血液も少しで、元気があって哺乳も良好であれば、心配ないでしょう。確かに血便が出る心配な病気もあります。しかし症状を注意してみていれば、区別
できるでしょう。
但し実際に見てみないとわからないものです。この説明で不安があれば、かかりつけの先生に見てもらいましょう。