Q:近所の開業医で、患者に対して暴言を吐く医師がいます。このような医師に診察してもらって気分を害する患者が少なくありません。このような医師に対する苦情は、どこに連絡したらよいのでしょうか?私の妻は、その医師に診察してもらって以来、病院へ行かなくなりました。このような質問をそちらに送ってよいのか分かりませんが、心当たりを教えていただきたくメールを送ります。
東京都 S.S
A:お腹立ちのことと思います。同業者として、変わってお詫びします。苦情は、医師会などでも受け付けているかも知れません(はっきり言ってわかりませんが、医療内容などには対応してくれるはずです)。しかしそうすれば意見が、その先生に反映するとは、どうも思えません。そのような先生に、苦言を呈すればどうなるかは、おわかりでしょう!
> 私の妻は、その医師に診察してもらって以来、病院へ行かなくなりました。
基本的には、それが正解です。今は患者さんが、医師を選ぶ時代です。 何もそんなことまで言われて病院にいく必要はありません。行かなくなれば、次も行かなくなる、そして最後に困るのは、その先生なのです。そうして始めて、自分を知るしかないのです。同じ医師として、こういうのは辛いのですが、敢て言います。
> このような質問をそちらに送ってよいのか分かりませんが、心当たりを教えていただきたくメールを送ります。
一つ、そのような相談にものってくれそうなところを探しました。小生も自分で電話し、そんな相談で設けるということです。
以下に示します。
ささえあい医療人権センターCOML 06−314−1652
以上です。参考にしてください。
Q:相談があります。分かる範囲でけっこうなので教えてください。実は彼女が妊娠をしまして 今、悩んでいます。私は25歳で彼女も25歳です。産むか、産まないかはまだ決めていませんが、もし産むとなったら不安なことがあります。半年前から薬(半月盤損傷のため)服用していることと、レントゲンの撮影をしていることです。このことでどれくらい 胎児には影響があるのでしょうか。もし障害のある子が産まれる可能性が、少しでもあるのならば下ろそうと思います。お忙しいところすみませんが教えてください。
F.A
A:お返事します。実際かなり難しい問題です。専門は、やはり産婦人科かと思います。実際に、薬物服用中に妊娠したり、妊娠を知らずにレントゲン検査を受けたということは珍しくありません。多くの場合は、胎児に影響はないようです。しかし絶対かというとそうではありません。実際の%を出すことは不可能です。障害のある子が生まれる確率は、両親とも健康で薬物その他関与しない場合でも0ではありません。あとは、生命に対する考え方です。お腹にいる子も一つの命です。そこを考えてあげてください。
やはり、産婦人科の先生に相談されることが賢明だと思います。
Q:早速なんですが質問させてください。7歳の長女が8月に日本脳炎(3回目)と9月にツベルクリンとBCG(5月に陰性だったのできっと)の接種をします。また、歯科矯正も行っていて、近々歯を抜くことになりそうです。接種直後に歯を抜いてはよくないとも聞きます。接種前後、一般
的にどの程度あければいいのでしょうか。これを聞くためだけに小児科に行くのもどうかと思いましたのでよろしくお願いします。
神奈川県横須賀市 M.T
A:基本的には、予防接種と抜歯の間の関係はありません。抜歯後に、感染を起こして(ばい菌が入って)発熱なども起こる可能性があります。昔はありましたが、現在はあまりないようです。心配ないと思います。
また予防接種のガイドラインには、抜歯との関係の記載はありません。気になれば、前後2〜3日程度開けてみてください。
Q:はじめまして。1才10ヶ月の娘に付いてご相談したいのですが・・・。2ヶ月ぐらい前から
ウサギのような便をするようになりました。3才になる姉も便秘ぎみでしたがうさぎのような便はしたことはありません。姉の時、近くの小児科のDrにそうだんしところ、朝のうちに甘い物を飲ませてお腹をマッサージしてみて乳製品をひかえて・・とアドバイスいただきました。姉はそれでもきかず
結局キウイフルーツを食べることで解決しました。しかし、下の子はキウイは好きではないらしくたべません。オリゴ糖を飲ませてみたり、したのですがコロコロのままです。牛乳がすきで1日500ccぐらいのみます。やはり牛乳がいけないでしょうか。他に対処のしかたがありましたら教えていただきたいのですが。
神奈川県鎌倉市 K
A:排便の目的は、食物残渣(食べかす)の排泄です。便秘は、定義上2日以上便がでない状態を指します。便秘症というのは、便秘によって症状がでる場合(腹痛、食欲不振、お腹がはる、排便に苦痛を伴う)をいいます。<便が固く、兎の糞のようですが、苦痛はあるのでしょうか?この年齢で、痛みがあるとおむつが外しにくくなったりします。
さて便を柔らかくする方法ですが、基本は、水分の料を増やすことと繊維質を多く与えることです。繊維質は、果
物や野菜に含まれています。1日3回食べさせてみてください。プルーンなどは特に便秘に良いとされていますが、結局は、生野菜や果
物なら何でもよいでしょう。Ex.干ぶどう、桃、なし、マメ、キュウリ、キャベツetc。また便秘になりやすいものを減らすことが大切です。牛乳は、下痢をしやすい人もいますが、普通
は便秘に傾くようです。本によると、その他アイスクリーム、チーズ、白米等もこの部類にはいるようです。食事療法で、まだ不十分で症状がある場合は、マルツエキス(薬局で売っています)を試みるのも一つの方法です。
それでも症状があって、苦痛を伴う場合は、小児科の先生に相談してください。こどもにも飲める、下剤もあります。
Q:はじめて質問させていただきます。子どもは1歳になったばかりですが、保育園で手足口病が流行し、感染しました。症状は軽く、医者にも登園許可をすぐにいただきました。ただし、これはこの病気は不顕性感染も多く、症状の出た子どもだけを休ませることにあまり意味がないので、という許可でした。ところが、どうやらこの病気が母親の私にも感染したようで、手、足に水疱や発疹が出たあとに、口やのどに口内炎様の発疹が出て痛くて物を食べるのに苦労する、声がかすれるといった状態です。それ以外には、特に症状はありません。本などでは、子どもが感染する病気という書かれ方をしていますが、大人には感染しないのが普通
なか、感染してはいるが不顕性感染であるだけが普通なのでしょうか?また、この病気は潜伏期間はどのくらいで、また他人に感染させる時期はどの時期なのでしょうか?
質問ばかりで申し訳ございません。ときどき記事を読ませていただき知識を増やしています。いつもありがとうございます。
M.A
A:手足口病の説明文を載せます。これは当院のニュースの病気ひとくちメモのものです。
「原因は、コクサッキー、エンテロウイルス等である。潜伏期は3〜7日で、飛沫感染により流行する。特徴は手足を中心とする発疹と口腔粘膜疹で、発疹は手足を中心に手掌(手のひら)や足底(足の裏)にも見られる。手掌や足底では、水疱を作ることが特徴である。口は、水疱性口内炎で痛みを伴う。乳幼児では、痛みのため哺乳食欲不振や不機嫌となることがある。他には微熱が見られ、15〜20%に38〜39℃の発熱があり、多くは1〜2日程度である。軽症では、発疹はもちろん口の痛み以外にほとんど症状はない。口腔粘膜疹のひどい例では、のどや口の中の痛みのため、水分摂取が不可能となることがある。経過は長くても1週間程度で、まれに無菌性髄膜炎を起こすことがある。根本的治療法はなく、口の痛みに対して鎮痛剤やうがい薬を使用する。水分摂取が、不可能な場合には点滴となることがある。登園、登校に対する決まりはないが、出席停止の必要はないと考えられている。ウイルスは1種類ではないため、再び罹ることもある。」
> この病気は不 顕性感染も多く、症状の出た子どもだけを休ませることにあまり意味がないので、という許可でした。
そのとうりです。しかし本当の理由は、ウイルスの排泄期間が長いため、隔離しても効果
がないためです。(感染期間を下に示しました)
初感染(初めて感染したとき)の時に、手足口病として症状がでます。不顕性感染も多いため、成人では罹らないようです。
潜伏期は、2〜4日と言われています。咽頭からウイルスを排泄するのが1〜2週間、便からは3〜6週間とも言われています。