Q:生後2カ月の息子の左側頭部なかほどに2日程前から、「おでき」のようなものが、できてきました。段々大きくなってきて、今日現在では直径8ミリ程になってきました。このままほうっておいても平気なものでしょうか?よろしければアドバイスを頂きたいのですが。
Y.M
A:発赤はあるのでしょうか?赤みがあって、痛がるようなら化膿していることが考えられます。痛がったりしなければ、まずは大丈夫だと思います。大きくなるようなら、一度診てもらってください。
Q:うちの子供は,今3歳なのですが,完全に包茎ではないかと思います。時々,おちんちんが大きくなり痛がったりします。手術の必要は、あるのでしょうか?
T.A
A:3才ぐらいでは皮が被っていることだけでは、異常ではありません。しかし、剥いてみても亀頭が全く見えない場合や徳利のようになって皮が余っているようでは、手術の適応があります。大きくなって痛がる場合も手術でしょう(但し大きくなって痛がるかどうかの判断は難しいものですが?)。また何度か包皮亀頭炎といって、膿が出たりしたことがあれば、手術となります。しかし手術の年齢は、医師によっても変わります。はっきりしない場合は、小児科の先生か小児外科の先生に相談するといいでしょう。
Q:さて、お聞きしたいことは、「良性の筋緊張低下症」についてです。私は、二児の子供を持つ父親です。一才二ヶ月の次女が、一才検診の時 小児科の先生からこの病名を言われました。筋肉の発達が遅れているため 2才までは他の子に比べて発達が遅れるが2才以降は、追いつくので心配いらないと、言われているので心配はしていません。しかし、育児書にこの病名がのっていないので、もう少し詳しく知りたいのです。この病気は、何が原因で起きるものなのでしょうか。また、よくある病気なのでしょうか。簡単に次女のこれまでの発育状況を書きます。(省略)
岐阜県 S.N
A:良性の筋緊張低下症という病名はありませんでした。恐らく先生がわかりやすく説明するために、便宜的につけた病名ではないかと思います。小生も小児科医で健診していますが、発達(乳児では、運動機能が主です)は遅れているが、異常がない場合があります。つまり立つことや歩行が遅れて(母子手帳の身長の欄のしたに発達のことが矢印で示してあるはずですが)いても異常がない場合があります。異常とは、筋緊張が極めて悪い、筋の緊張が高い、マヒがある、もちろん右左に差があることもあります。それがない場合は、ただ遅れているだけなので、様子を見るようにしています。
もちろんもう一つ条件がありますが、発達は、知能の含みます。1才半頃まで、要求し癇癪をおこす。おやの簡単な命令がわかる。テレビや絵本に興味がある。音楽にあわせて体を動かす。意味のある言葉を言う。などがあれば大丈夫です。
知能がまずまずで、発達だけが送れている場合は、正常範囲のなかの遅れとして、経過を見ることにしています。仙台では、1才6ケ月健診が、市単位で行われています。そんな時にも相談してみるのもよいでしょう。
Q:小学6年の女のこです。1週間に3回ほどおねしょをします。何かよいアドバイスをお願いいたします。
K.I
A:夜尿症の治療は、年齢が関係します。例えば当院で相談受ければ、小学校2〜3年生までは、様子を見るようにとアドバイスします。日中もおもらしする場合は別ですが。
小学校6年生ですから、今まで努力はしてきたと思います。例えば、水分摂取を夜間には控えるとか、塩分糖分を控えるとかですが。それでも充分な効果が得られなければ、年齢を考えると小児科を受診されることが賢明だと思います。尿検査(学校)では異常はないですよね?特に1日の尿量も多いということはありませんか?場合によっては、何か病気が隠れていることもあるかも知れません。
私の長男がもうすぐ6ヶ月になります。神経芽細胞腫尿検査セットが東京都から送られてきました。12ヶ月までに発症することが多く、生後6ヶ月ごろの尿をとって調べるというようなことが書いてありますが、6ヶ月になったら as
soon as posibble
という感じですぐに取った方がよろしいのでしょうか?考えすぎかもしれないですが、あんまりはりきってすぐに取って、ネガティブでも、たとえばそのあとから12ヶ月までに発症してしまうなんてことはないでしょうか?いつごろ取るのがベストなのか教えていただけますか?またこういう検査があるということはかなり高頻度でおこる病気なのですか?
東京都町田市 N.H
A:この病気は、神経芽細胞腫といって小児癌の代表的なものの一つです。
3/4は、3歳までに発見されています。副腎(腎臓の上にある小さな臓器ですが)から起こることが最も多いのです。マススクリーニング(6ケ月で尿検査を全員に行うこと)をする理由は、予後(その後のこどもの経過)と関係しています。つまり早期発見すると、3/4位が治癒しますが、遅れるとどんどん治癒率が下がります。尿検査をするようになってから、治癒率もよくなってきている病気です。頻度ですが、約15000人に一人程度です。
やはり早く検査をすることをお勧めします。