Q:突然のお便り申し訳ありません。インフルエンザの予防接種を遅まきながら
受けようと思い、かかり付けの小児科医院へ問い合わせたところ、 「3歳以下の子供には接種できません(国で決まっている)」といわれました。
厚生省に確認したところ、「そのような取り決めは無く、逆に予防接種を 推進している」とのことでした。なぜ3歳以下の予防接種は受けられない
のでしょうか?何か根拠があってのことと思います。ぜひ教えていただきたく、
又、先生はどのようにお考えでしょうか?教えてください。
神奈川県藤沢市 R.I
A:インフルエンザの予防接種が3才以上という決まりはありません。当院では1才未満でも希望があれば接種しています。もちろんこの年齢は少ないのですが。6ヶ月未満は接種をしていません。あとは3才以下のこども達は、たくさん接種しています。3才以下はだめという根拠はありません。その先生個人の考えだけだと思いますが。ただ今の時期では少し遅すぎるかもしれません。
返事:お忙しいところお返事を頂きありがとうございます。よく考えて接種するなら、1月中に接種し終わるように病院へ行こうと思います。そして来年からは11月中に接種しようと思います。お手数をおかけして申し訳ありませんでした。先生も御身体に気をつけてください。ありがとうございました。
Q:今回はインフルエンザの予防についてお聞きしたいと思います。子供は10月に突発性発疹で39度の熱を出しただけで、それ以外には熱を出すような風邪を引いたことはありません。ところが、過去に風邪をひいたことのない子供にインフルエンザ脳炎による死亡が比較的多いという一部報道を目にしました。子供はまだ自分ではうがいをすることが出来ません。また、なるべく人ごみには連れて行かない様にしているのですが、まったく外出しないわけにもいきません。
そこで、
1 自分でうがいの出来ない子供がインフルエンザを予防するにはどうしたら良いのでしょうか?。なるべくたくさん食べさせまた、お茶など水分を多く取らせる様にはしているのですが。
2 インフルエンザ脳炎は、どの程度の頻度で発症するものなのでしょうか?。インフルエンザ脳炎にかかると1日から2日で死にまで至り、病院でも対処しきれない場合が多いとの報道が多いものでちょっと心配になりました。よろしくお願いします。
茨城県鹿島郡 T.N
A:インフルエンザについては、小児科ミニ知識を参考にして下さい。あとは大人が予防することも大切なことです。大人も食生活や、生活に注意し、うがい手洗いを励行して下さい。インフルエンザ脳症脳炎の発生頻度ははっきりしませんが、数万人のインフルエンザに1人程度の割合ぐらいです。確かにこの病気は重症で、ほとんど死亡するか障害が残ると考えられています。完全ではありませんが予防効果
のあるものは、予防接種と考えて下さい。
Q:こんにちは、よろしくお願いいたします。今回のインフルエンザの流行に伴って、先日2歳7ヶ月の次女
にインフルエンザの予防接種を行いましたところ、その4日後に突然大量に嘔吐しました。(下痢はしていません)熱も37度5分でその後は普通
の健康な状態です。一度だけの嘔吐でした。副作用にこのような事は起こりますでしょうか?二週間後の2回目の接種を受けようか悩んでおります。また、一度だけの接種では効果
はないのでょうか?年齢が低いのでとても心配になっております、何とぞよろしくお願いいたします。
宮城県仙台市 M.O
A:御返事します。基本的には、予防接種の副作用ではないと思います。インフルエンザは不活化ワクチンなので、副作用があれば、1〜2日のうちに出ます(別
な症状で遅れることがありますが)。もちろん一度だけでは、あまり効果が期待できないかもしれません。あとは接種してもらった先生の判断をいただくことが懸命だと思います。
コメント:インフルエンザワクチンは以前は発熱などの副作用が多いとも言われていました。しかし現在のワクチンは、ほとんど副作用はありません。たまに接種部位
が発赤腫脹する程度です。老人施設での使用も勧められていることを考えれば、おわかりになると思います。
返事:早々にお返事いただき、ありがとうございました。たいへん、助かりました。子供が病気になると不安いっぱいで悩む事が多いのですが、先生のホームページを訪問してからはたいへん心強くなりました。ありがとうございます。
Q:私は、昭和38年生まれです。私が子供のころは学校で予防接種を受けていました。何かの本で読んだのですが、近年は学校で予防接種を行わず、各人が自分で医院にて受けるとかかれていたような気がします。具体的に1年のいつ頃受ければよいのでしょうか。また、大人も受ければそれなりに効果
はあるのでしょうか。あるとすればいつ頃受ければよいのでしょうか。よろしくお願いいたします。
和歌山県那賀郡 H.K
A:この質問は大人のこととしてお答えします。ここのところ老人の施設で、インフルエンザ肺炎で死亡したというニュースがよくみられます。そのコメントの中に必ず出てくるのは、予防接種のことです。インフルエンザの予防接種は、次の年の流行を予測して、何種類かのワクチンを混合して接種します。ですからはずれることもあるのですが、平均すると70%程度の効果
があるといわれています。現在は任意接種の扱いになり、個別に医院や病院で接種することになります。免役の持続の問題やウイルスの変異があるため、効果
を望むなら基本的には毎年接種することになります。接種時期は(4週間隔で2回接種)、インフルエンザの流行前の11〜12月が基本となります。もちろんこどもでも同じです。今の状況で、老人施設などでは現在も接種している状況です。
Q:お忙しい所、恐縮です。始めてメールさせていただきます。5歳の保育園にいっている娘の事ですが、
インフルエンザの予防注射は今からさせた方がよろしいでしょうか?また、来年の為にも集団でのインフルエンザの予防注射がない場合、個人で受けておいた方がよろしいでしょうか?
埼玉県所沢市 Y.S
A:御返事いたします。マスコミなどでインフルエンザが話題になり、死亡者などがでると皆心配になります。同じような質問があるので、その答えを示しておきます。
『前項の質問の答えを参考』
今予防接種をしても免疫がつくまで1か月ぐらいかかるので、今回は間に合わないかもしれません。それでも心配なら、受けることも考慮して下さい。他に小児科ミニ知識の冬の風邪についても参考にして下さい。上にも記載してありますが、集団接種はなく、個別
接種です。
Q:最近、インフルエンザが流行しており、老人ホームのお年寄りが多数亡くなっていることは先生もご存知のとおりかと思います。私も娘が小さいこともあり、かかりはしないかと心配ばかりしております。TVでも連日インフルエンザに注意するようにと報道されています。しかしながら、TVでお医者さまが話される内容は人によって様々のように思われ、一体どうするべきなのか、分からなくなってしまいました。まことに勝手かとは思いますが、先生のご意見をお聞かせ願えませんでしょうか?
○99年1月29現在、既にインフルエンザが流行しているこの時期に子供に予防接種を受けさせることで、たとえかかったとしも重症化を防げるなどの効果
があると考えてもよいのでしょうか?(TVですと、今からでも遅くないという先生と今からでは遅いという先生がいらっしゃるようです。)
○予防接種を受けるには病院に行かなければなりませんが、おそらくは病院や小児科医院には既に罹患した人が多くいると思われます。そのような状況でも予防接種を子供に受けさせるほうがよいでしょうか?また、予防接種を受けに行って、そこでうつってしまった場合でも予防接種の効果
はあるのでしょうか? お忙しいところ、大変恐縮ですがよろしくお願いいたします。それでは失礼いたします。
茨城県つくば市 K.T
A:御返事いたします。同じような質問があるので、その返事を載せておきます。
『前項の質問の答えを参考』
予防接種は一般の小児科では、時間をわけて行っています。(当院でも)院内感染を防ぐためです。ですからそのシステムを採用している医院を探せばいいと思います。また接種と同じ時期に感染した場合には、予防接種の効果
はありません。
Q:はじめまして小学3年の男児(長男)の母親です。 インフルエンザについて相談します。我が家の小学3年の息子は、発熱(はじめは37度)で学校を早退してきました。症状はその他に頭痛・のどの痛み・たんが絡む咳・食欲不振で、下痢や関節痛筋肉痛はありません。その後、38度の熱が2日続いたので小児科の先生に診て頂きました。その結果
、扁桃腺が真っ赤です。との事で解熱剤と抗生物質のお薬が出ました。過去にも、扁桃腺が赤いと言われた事もあり、また扁桃腺か、と安心していたのですが、周りの人々からは、インフルエンザと思われています。扁桃腺とインフルエンザは関係あるのでしょうか?
神奈川県相模原市 M.N
A:扁桃腺炎とインフルエンザは、全く違う病気です。 ただインフルエンザは診断が難しいこともあります。それぞれの違いについては、小児科ミニ知識を参考にして下さい。
返事:お忙しいところ、ありがとうございました。早々と御返事をいただき感謝しております。インターネットで相談ができる事は、母親として本当に有難い事だと思い、我が子が乳児の時にこのような窓口があれば、色々な本・医学書等を買うこともなかったと思います。・・近くの病院ではゆっくりと相談することもできず、市の健康相談でもはっきりとした答えも出ず、保健婦にも傷つく言葉を言われ・・(当時長男はアトピー
で苦労をしました) 初めての子育ては不安ばかりでした、全国にも色々な不安をかかえている方がいるかと思うと、今後もこのような相談窓口が増えることを願っています。さて、長男ですが回復して元気になりました。本当にありがとうございました。
Q:私(母)がインフルエンザに罹ってました。その後、娘(9ヶ月)に風邪らしい、吐き気、下痢の症状が出ています。発熱したのは1日だけです。吐き気も、もうおさまりました。インフルエンザの特徴として高熱が2〜3日続くものと思っていましたが、娘のように熱が1日だけというのは、単純に、インフルエンザでなく、風邪と思って良いのでしょうか?それと下痢は、回数はそれほど多くなく、1日に2〜3度です。でも、白っぽい便です。ミルクも飲み、食事もして、水分は取れてます。ほかに気を付けることを教えてください。
茨城県つくば市 M.T
A:御返事します。仙台でも、インフルエンザと嘔吐下痢症がほぼ同じぐらいの割合で流行しています。下痢の色も白色がかっていたようなので、おそらくはロタウイルスによる嘔吐下痢症(小児科ミニ知識を参考に)だと思います。お母さんのインフルエンザの診断は正しかったのでしょうか。もう治っているかもしれません。気を付けることは、小児科ミニ知識の下痢などを参考にして下さい。
返事:ありがとうございました。娘は、嘔吐も下痢も1日ずつでおさまり、今は咳と鼻水ですが、いたって元気です。食欲がありすぎて、こんなに食べても良いものかと心配なくらいです。私のほうは、インフルエンザから肺炎を併発したのでしょう、という診断でした。症状は、1週間の高熱(40度前後)のあと、咳と鼻水、その後、再び1週間の高熱(39度前後)、咳と鼻水でした。2度目の発熱のときは、検査もなしで、シンメトレルという薬を処方され、ちょっと心配でした。病院へ行ったのが、発熱して4日目でそれまで母乳もあげていてべったりだったので、うつっていると思うので高熱が出たらすぐに病院へ、と言われたので、いつ発熱するかとヒヤヒヤしていたのですが、前回のメールのような症状で、インフルエンザ特有の症状ではなく、ただの風邪?と不安に思っていました。いろいろとありがとうございました。
Q:お忙しいところ恐れ入ります。 1歳半の息子についてお伺いしたいのですが、
主人のインフルエンザがうつってしまったようで、40℃まで 上がっています。
慌てて病院に見てもらったところ、処方していただいた 新薬とやらを飲ませるように指示されました。
病院ではインフルエンザに効く特効薬はなく、 size=2>42℃まで上がるのは覚悟するようにいわれました。
また万が一脳炎等になるのも防ぎようがないといわれました。 初めてこのような高熱を出したので、正直気が動転しておりますが、
親はただひたすらインフルエンザが弱まるのを静観するしかないのでしょうか?
岐阜県大垣市 A.M
A:急いでいるようなので、御返事します。インフルエンザはかかってしまえば、やはりインフルエンザです。新薬というのはおそらくアマンタジン(シンメトレル)という薬です。これはA型インフルエンザには効果
がありますが、B型には無効です。効果があると言ってもすぐ熱が下がるわけではなく、発熱期間を短くする程度です。その先生の言い方は、少し厳しいかもしれません。42℃まで上がらない子供の方が、もちろん多いのです。また脳炎の頻度を考えると、そんなに心配なものではありません。脳炎に対する恐怖心を与えすぎてしまったようです。しかし言っていることは真実です。ともかく水分補給に注意をし、症状の重さにも注意を払って、待っていて下さい。きっと熱が下がってくるでしょう。親御さんがしっかりした気持ちを持つことが大切です。気になる症状があれば、早めの受診を心がけて下さい。Q&Aの特集や小児科ミニ知識等の記事も参考にして下さい。
コメント:院内報「かわむらこどもクリニックNEWS」99年2月号の記事を示します。 これは現時点での、個人的な一つの見解と思って下さい。
インフルエンザの治療について一言。昨年12月にインフルエンザの治療薬「アマンタジン(シンメトレル)」が認可されました。この薬はA型インフルエンザにのみ有効で、B型には効果
がありません。発症後48時間以内に使用することで、発熱期間を短くするといわれています。しかし短期間に耐性ウイルスが出現するという研究もあります。小児の使用に関しては、副作用などの十分な安全性の検討がなされていません。もう少し様子を見てから、使うかどうか考えたいと思っています。
返事:お忙しいところ、ご返事いただきありがとうございました。まだ熱は下がっていないのですが、ご忠告いただいた通
りに水分補給に注意して、様子をみたいと思います。
Q:今、長男が高熱(高いときで39度を超える)を出しています。比較的元気があり、食欲もあるようですが、
突然、思い付いたように泣き出したりします。扁桃腺が赤くなっています。(腫れてはいません)
最近インフルエンザが流行っているため心配し、近所の小児科へ診察へ行きましたが、はっきりとした答えがいただけませんでした。
薬は、カロナールとワイドシリンと書いてある薬を頂きました。解熱剤を飲ませましたが、37度9分まで下がりましたが、またすぐに39度ぐらいまで熱が上がりました。
一般的に言われている風邪とインフルエンザの症状はどう違うのでしょうか。今回の発熱はインフルエンザによるものでしょうか。(突発性発疹はやりました)
また、生後1ヶ月の時に肺炎で入院しました。一度肺炎になると、再度肺炎になりやすいと聞いたことがありますが、本当でしょうか。
お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願い致します。
千葉県市原市 J.S
A:御返事します。緊急の相談に対応できない場合もあります。インフルエンザについては、Q&A特集を参考にして下さい。
インフルエンザと普通の風邪の区別は、乳幼児の場合にはかなり難しい場合があります。年長児や成人の場合は典型的な症状なので、診断は比較的容易です。まず急な高熱、頭痛、のどの痛み、関節痛、節々の痛み、鼻水、咳で始まります。ほとんどの場合には39℃以上の発熱が最低で2〜3日続くものです。その後鼻水や咳がだんだんひどくなり、場合によっては下痢などの消化器症状も出てきます。解熱後も咳が続くことが多いようです。一般
的な風邪の場合は、まず鼻水や咳などから始まり、遅れて熱が出てくることが多いのです。しかしこれだけでは、本当の区別
はできません。特に乳幼児の場合には訴えも少なく、臨床症状だけでインフルエンザと風邪を区別
することは困難です。まして初診時(症状が出たばかり)では、不可能です。Q&A特集にもありますが、各位
診断には医師も迷っていることを知っていて下さい。熱が出ると皆インフルエンザと診断する先生もいれば、経過を見てからと慎重な先生もいるのです。もう一つインフルエンザの特徴は、伝染力が強いことです。潜伏期が短いので、次々に家族などが症状出る場合には、風邪よりインフルエンザの可能性が高くなります。いづれにしても確定診断は難しいものです。今回の発熱がインフルエンザかどうかは、このメールだけではできません。
確定診断の方法は、ウイルスを分離するか抗体価の検査になります。しかしこれらは結果
や確定できるまで、1〜4週間かかるので診断には役に立ちません。すぐ診断のできる迅速診断のキット(検査)がありますが、まだ普及していないこととA型しか診断できない欠点があります。B型のインフルエンザの診断はできないのです。血液検査で、すぐ診断できるものではないことも知っていて下さい。
一度肺炎になると、肺炎になりやすということは、医学的には根拠の無いことです。
Q:はじめまして他にも患者さんがたくさんいると思うと、ゆっくり説明してもらう事もできず薬について不安が残る毎日です。ぜひ教えてください。2月7日高熱を出し2日目に病院へ行ったところインフルエンザの疑いがあるという事でシンメトレル、フロモックス、ムコダイン、ペリアクチン、トランサミンの薬をもらいました。シンメトレルについて、眠くなる事があるかもしれません。と説明がありました。3日間その薬を飲みました。熱は下がりましたが、その間よく眠ってました。薬のせいかわかりませんが・・・後日新聞などでアンタジンについて、耐性ウイルスができやすいなど副作用をしりました。既に薬を飲んでいるのでもし、これらの症状がでるとしたらどの位
の期間注意をしたらいいのでしょうか?もし、耐性ウイルスができてしまうとどのようになるのでしょう?今回以上になることもありますか。何か注意する事がありましたら教えてください。宜しくお願いします。・・・今のところ鼻水、セキがあり薬をかえて飲んでいるところです。
新潟県 Y
A:御返事します。もう治っているかもしれません。インフルエンザについては、Q&A特集を参考にして下さい。
インフルエンザに対するアマンタジンの使用に関しては、小児では今だ一定の見解はできていません。メーカー側の考えとしては、使用をあまり勧めていないようです。その理由は使用経験が少ないので、副作用などが明らかになっていないからです。医師によっても考え方も一定はしていません。小生は現時点では、アマンタジンは使っていません。個人的見解として、理由を挙げておきます。まずアマンタジンは、A型インフルエンザにしか効果
がないこと。つまりB型には効かないということです。つまりA型、B型の区別がつかない以上、使用できないと考えています。またインフルエンザと他の風邪が必ずしも区別
できないこともある事が、もう一つの理由です。極端な使い方となれば、熱が出ればアマンタジンということになってしまう恐れがあるのです。耐性のウイルスの問題もあります。耐性ウイルというと怖いものと思われますが、いわゆる昨年など見つかった致死的ウイルスというものではありません。アマンタジンが効かなくなるということです。その耐性ウイルスが、飲んだ本人に影響するということはあまり考えられません。しかし次の患者さんには、アマンタジンが効かなくなる恐れがあります。そのことを考えるとまずA型のインフルエンザと確認でき、基礎疾患のあるような子供には使用することは構わないと思っています。ちゃんとした考え方で使うのは、問題ないと思っています。
副作用の件ですが、小児での使用が少ないため、頻度などははっきりしていません。この薬はもともと脳梗塞やパーキンソン病に広く使用されています。大人での副作用には、消化器系、精神神経系、等があります。基本的な注意としては、めまい・ふらつき・立ちくらみ。本剤増量
により中枢神経系の副作用(睡眠障害・幻覚など)の頻度が高くなる傾向がある。と記載されています。小児でのデータはありませんが、危険な薬というわけではありません。
現在のところ何もなければ、副作用や使用による問題はないと考えていいでしょう。
コメント:薬や治療方針について、医師に聞くのは患者の権利であるだけでなく親の義務と思って下さい。いくら混んでいるからといっても、医師には説明の義務もあります。心配を持帰るより、安心して帰ることを考えて下さい。混雑は当院も同じです。