かわむら こども クリニック NEWS  平成25年 9月号


日本外来小児科学会年次集会

 8月末は毎年、日本外来小児科学会年次集会に参加しています。学会の役員をしているため前日からの参加となり、皆さんにはご迷惑をお掛けしました。お詫びの印として、恒例の学会の模様と、ちょっとサプライズな報告を届けます。

 8月31日~9月1日に第23回日本外来小児科学会年次集会が、福岡国際会議場で開催されました。この学会は小児科の開業医が中心で、看護師や薬剤師、事務スタッフも参加し、参加者が3000人を超える大きな学会です。

 今年はパネル展示ふたつで、ひとつは院内報「かわむらこどもクリニックNEWS 20周年記念紙」、もうひとつは「小学4年生への性教育〜いのちの大切さを伝えたい〜」です。20周年記念紙は、ノベルティと合わせての展示です。「命の大切さを伝えたい」は、6年前授業から続くPTA親子行事について紹介しました。

 30日休診にして、車で仙台空港へ。空港ではちょっとお日様が顔を出していたが、福岡は活発な前線と台風の影響で大荒れの予想。予想とはうらはらに、多少の遅れで無事福岡空港到着。家内は親友の吉永先生の奥様と空港から観光ドライブに直行。ひとり残された自分はホテルにチェックイン後ちょっと昼寝をして、役員会へ。終了後は、展示場に向かいポスターの張付け。スタッフのがっちりとした梱包のお陰で、どこから開けたらいいのかわからない始末。荷物の中には、設営に必要なテープやはさみなど完璧に準備されていて、スタッフの出来の良さに改めて感激。ウエルカムパーティの参加を断念して、仙台とは違う酷暑で疲れた身体を癒すために早めに就寝。

 31日は眠い目をこすりながら8時には予防接種副反応調査研究会。その後広い会場をうろうろし、多くの友人達と挨拶を。途中仙台からの仲間たちと合流。すぐに喫茶コーナーでのミーティング。当然ながらミーティングの名を借りた休憩。

 午後のメインは総会。昨年は会長の意向で大臣表彰が紹介。総務の吉永先生の“総理大臣官邸というフォーマルな場所で、茶色の靴履いているのが川村先生”とのコメントにうれしさが今も記憶に...(意味が分からない方は昨年号を)。今年は昨年以上の大きな承認事項でドキドキ。またまた吉永先生から“ちょっと趣向を凝らしておきました”とひと言。承認のスライドが流され、同じ画面にサムアップの画像が重なるように現れ、院長の2015年日本外来小児科学会会長就任が異議なく承認。このサムアップは、自分が写真を撮る時のお決まりのポーズ。吉永先生の応援の気持ちは、ちゃんと会場に伝わったはず(笑)

 夜はホテル日航での懇親会。700人以上が参加し大盛況、立錐の余地もないほど。2年後の会長就任の挨拶回りで、気がついたら何も食べずに、ウーロン茶3杯だけで終了。でもしっかり下村会長とおめでとうツーショットを。さて、空腹をどう埋めたかは、ブログで。“河太郎、活イカ、オコゼ”がキーワード。

 1日は、朝7時から歴代会長会議。2年後の会長が承認され、初めて参加。いつもなら積極的に発言するのが、錚々たる顔ぶれに圧倒され隅の方で小さくなっていた(笑)。午前中は自分の年次集会の下見に徹して、うろうろしての写真撮影。おかしな奴と思われたのかも。 会場をまわっていると、「小学4年生への性教育」の前で、一組の親子が熱心に見てくれていた。とても印象的だったので、うれしくなって写真に。

 お昼にも、いいことが…。昼食のとんこつラーメンの話題とともにブログにお任せ。13時からは仙台の年次集会世話人とミーティング。会場視察で感じたことを2年後に活かすための本当のミーティング。最後は展示物を撤収して、すべての年次集会の日程終了。返送の伝票と袋までスタッフがしっかり準備してくれました。ここでも、感動と感謝です。

 会長の就任に当たり、多くの方々のご支援を頂きました。個人的には吉永先生ご夫妻に大変お世話になりました。ブログに載せてありますが、本当に多くの方々のやさしく温かい気持ちにひたることができた楽しく素晴らしい学会でした。

 夏休みに続いての休診だったので、知らずに来院した方もいたでしょう。このように余裕を持って学会に参加できるのも、患者さんのご理解とご協力のお陰です。学会で得たものを、これからの診療に生かしていこうと思います。ありがとうございました。

スタッフがしっかり梱包してくれたポスター 2015年会長承認のサムアップ 会長とのツーショット 性教育ポスターを熱心に見つめる親子

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