かわむら こども クリニック NEWS  平成 8年 1月号


新しい年に向けて−'96

 皆さん、昨年はどんな一年だったでしょうか。阪神大震災の大きな被害、オウム心理教事件等、大きな事件が幾つもありました。経済面では、やっと景気の回復の兆しが見えてきたようです。
 健康の方は、いかがだったでしょうか。あまり病気にならなかった子もいれば、長く咳や熱が続いたり、初めてのひきつけで、おおあわてしたお母さんたちもいたことでしょう。嘔吐下痢症で何日も連続で、点滴に通った子もいたはずです。この冬は、昨年と違い、インフルエンザも多くなく、比較的落ち着いているようです。
 待ち時間と診療内容は、いつも反比例します。患者さんの少ない時期には、お母さんたちと十分コミュニケーションをとろうと努力していました。もちろん今もその気持は変わりません。日によって、混雑の具合が変わります。時間によっても変わってきます。11時までの患者数と、11時からの患者数が同じということも何度かありました。当然11時以後の待ち時間は長くなってしまいます。午前中の患者数とすれば多くないのですが、一定の時間に集まってしまい、混雑してしまいます。これを解決するためには、予約制しかないようです。それまでは来院前に電話を頂ければ、よいかも知れません。混雑緩和の努力は続けています。小生やスタッフ一同、人知れず焦りながら、頑張っているつもりです。ご協力をお願いします。
 いつの間にか、当院も2月20日で、三年を迎えます。新年の新聞には、“漫然と同じことの繰り返しでは、進歩がありません。”と書きました。昨年の新しいこととして、お母さんの勉強会を12月から始めることが出来ました。今回はテーマとして喘息を取り上げたのですが、参加申込が30人以上となり、2回に分けざるを得ませんでした。今後もテーマを変えて勉強会を続けていきたいと思っています。今後とも、毎年一つづつ、新しいことに挑戦していきたいと思っています。さて今年は何が出来るか、今考えているところです。お母さんたちも、こどもたちの健康のため、何か一つ新しいことに挑戦することもよいかもしれません。
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