かわむら こども クリニック NEWS  平成7年1月号


新しい年に向けて−'95

  皆さん、昨年はどんな一年だったでしょうか。猛暑で過ごしにくい夏、拳銃の発砲事件が多かったり、社会党と自民党が連立したりいろいろありました。経済面では、やっと景気の回復の兆しが見えてきたようです。
 健康の方は、いかがだったでしょうか。あまり病気にならなかった子もいれば、長く咳や熱が続いたり、初めてのひきつけで、おおあわてしたお母さんたちもいたことでしょう。年末から、熱が長期に続き、ひどい咳が止らず、何人か連続で入院になり、お母さんたしも、心配したことでしょう。
 そんな病気の流行で、年末には、大混雑で、皆様にはご迷惑をおかけしました。一年前と比べると、嘘のようです。患者さんの少ない時期には、お母さんたちと十分コミュニケーションをとろうと努力していました。もちろん今もその気持は変わりません。そのこととは逆に待ち時間も気になりはじめました。具合が悪いのに長い間待たされるのは、子供にとって大変だし、避けなければならないことです。混雑してくると、そんな思いで困ってしまいます。重症な子供のお母さんの心配が大きいのは当たり前で、その心配や不安を取り除くのには、短時間では済まないことがあります。待っているお母さんたちも、いつかは自分のこととなるかも知れません。そのことを考え、多少我慢していただくようお願い致します。小生や従業員一同、人知れず焦りながら、頑張っているつもりです。
 いつの間にか、当院も2月20日で、二年を迎えます。少しは地域のこどもたちのために貢献できたでしょうか。今年も第1号の新聞にも書いたように、お母さんたちの心配や不安を解消し、安心してかかれる開業医を目指すよう努力するつもりです。
 漫然と同じことの繰り返しでは、進歩がありません。今後とも、毎年一つづつ、新しいことに挑戦していきたいと思っています。さて今年は何が出来るか、今考えているところです。お母さんたちもこどもたちの健康のため、何か一つ新しいことに挑戦することもよいかもしれません。
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