かわむら こども クリニック NEWS  平成10年12月号


今年を振り返って ’98

 さて今年も、もう残り少なくなりました。年の瀬にあたって、今年を振り返ってみたいと思います。今年はどんな年だったでしょうか。皆さんは、よい年、悪い年、それとも普通?。人生には上り坂と下り坂、そしてもう一つまさか(ま坂)というのがあると、誰かが言っていました。
 まずクリニックにとっては、どんな年だったのでしょうか。相変わらず混雑し待ち時間が長かったり(もちろん暇なときもたくさんあります)と、あまり変わったことはありませんでした。以前から時々クレームがあった、スタッフの対応はいかがだったでしょうか。最近投書(もちろんお叱りのです)が無いので、少しは改善したかと、内心ほっとしています。クリニックにとっての一番大きな出来事は、何と言っても「お母さんクラブ」の発足でした。御承知の方もいるかと思いますが、開業2年目あたりには「お母さんの勉強会」を開催していました。しかしクリニックだけの主催なので、なかなか開催できずに心残りでした。しかし多大なるお母さん達のサポートによって、やっと今年「お母さんクラブ」の発足に漕ぎ着け、現在活動しています。現在会員数は80名を越え、今まで6回行われました。参加者は、20〜40名と順調に開催されています。役員(?)の皆さんの努力により、お母さん達の企画だけの会合も開かれるようになりました。今月には、「クリスマス会」を予定しています。先日の打ち合わせでは小生も圧倒されるくらい、お母さん達は輝いていました。本当にありがとうございます。この場を借りて、お礼したいと思います。まだまだ問題もあります。仕事をしているお母さん方は、なかなか参加できない情況です。今回の「クリスマス会」は、会員以外でも参加できるようにしています。これからも日時、曜日を考えて、なるべく多くの患者さんに参加してもらえるようにしていきたいと思っています。
 次は、何度も書かれてうんざりという方もいると思いますが、ホームページの話です。平成8年1月に開設し、もうすぐ3年になります。先月号にも掲載しましたが、様々な方面で“インターネットを使った医療相談者として知られる小児科医、かわむら先生のホームページ。ネット上にホームドクターを持つ感覚で、子供の健康相談に乗ってもらえる。小児科ミニ知識も情報量が豊富。”や“開設2年半の老舗ページ。「小児科ミニ知識」には子どもがかかりやすい病気について簡潔にまとめてある。「CLINIC NEWS」も読みごたえあり。”などと評価されてきました。『発掘あるある大事典』で紹介されたことは、皆さん御承知のことと思います。全国版のマスコミの力はすごいもので、放送終了後1時間ぐらいで、100件を超えるアクセスがありました。その後嬉しい悲鳴というか、医療相談の数も増え、少々困惑(ぜいたくなことかもしれません)気味です。
 クリニックニュースも、欠号もなく順調に続けられています。同じように朝日ウイルの小児科ミニ知識も、続いています。これも読んでくれているお母さん達の応援のたまものと考えています。
 小生の出しゃばりの性格が功を奏して(災いしてか?)、次々に仕事や役職が舞い込んで来ます。宮城県小児科医会理事、仙台小児科医会理事、宮城県保険医協会理事、仙台オープン病院小児科幹事、仙台市医師会医療情報整備委員会、宮城県教育委員会などの役職があり、他に勉強会や講演会などで、平日の半分以上はふさがってしまいます。そのため夜間の患者さんへの対応ができないことが、毎年の反省です。この解決はなかなか難しいところです。
 全体を振り返ってみると、今年はよい年だったと感じています。皆さんも、この記事をきっかけにして、この1年を振り返ってみて下さい。そしてお互い感じたことをバネにして、来年へ飛んでみようではありませんか。ちなみに来年は兎年、小生は年男です。来年はピョンピョン跳びはねるべきか、少し落ち着きを優先するか、思案中です。

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