かわむら こども クリニック NEWS 平成14年 9月号
外来小児科学会に参加して2002
先日は、学会と慰安旅行のため、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。参加した学会は、日本外来小児科学会で、今年は名古屋市で開催されました。この学会は小児科の開業医の先生が中心で、北は北海道から南は沖縄まで、全国から参加者が集まってきます。普通、学会というと医師だけの集まりなのですが、この学会は看護師や薬剤師、事務スタッフなどが参加できる珍しいものです。
今回は、院長と看護スタッフの茂木君も発表したので、全員(三浦君は止むなく欠席)で参加することしました。どうせ名古屋まで行くのであれば、慰安旅行もかねてということになりました。さて場所をどこにするかが、大きな問題です。旅行会社からも提案はありましたが、スタッフの気持ちがわかりません。どうせ名古屋まで行くのなら、少し足を伸ばしてユニバーサル スタジオ ジャパンとの思いをもっていました。スタッフ達も相談していたようで、結局一発で決まりました。これがコミュニケーション、阿吽(あうん)の呼吸というものなのでしょうか。USJを選んだ理由は簡単でした。ディズニーランドには行けるけど、ひょっとしたら最初で最後との考えからでした。もちろん、学会に行くついでの慰安旅行であり、慰安旅行に行くついでの学会ではありません。
学会の発表について、少し紹介してみましょう。発表が6分、質問が4分、計10分が持ち時間となります。院長は「かかりつけ患者さんとの電子メールによるコミュニケーション」、茂木君は「親は何を媒体にしてクリニックを選んでいるのか」でした。1年も前から、空いている時間を見つけて、スタッフ全体で取り組んできました。どちらの内容も、患者さんとの関係が深いので、このような発表が出来ることも患者さんのお陰なのです。発表前夜は、原稿を読みながら時間を計ったり、質問を予想したりと夜が更けてしまいました。実際の発表では院長はちょっとどじってしまいましたが、茂木君は堂々と発表できました。発表する目的は、クリニックでの取り組みを紹介することが大きな目的です。しかし、それだけではなく院長含めたスタッフ全体として一つの仕事に取り組む大切さを学ぶということも大事な目的なのです。司会の先生から、院長の発表に対しては「川村先生は日本で一番有名なホームページを持ってる先生です」と紹介され、「もっとも大事なことは、魅力あるクリニック作り」とまとめた茂木君の発表に対しては、「このような内容をスタッフが発表することは素晴らしいこと。当院のスタッフにも見習わせたい」とお褒めを頂きました。この言葉でスタッフみんなの苦労が吹き飛んだとことは、言うまでもありません。
少し、USJの話をしましょう。木曜日の朝の飛行機で大阪へ、ホテルに荷物を預け海遊館(世界最大級の水族館)。水族館の帰り道にサントリーミュージアムで「ドラえもん展」を見つけ入場。大阪市内にでて道頓堀でたこ焼き、食いだおれ人形、カニの看板(足が動くやつ)、タイガースファンが飛び込む橋でグリコのネオンを背景に記念写真。最後にラーメンを食べて、ホテルへもどりました。佐藤君は旅行のツアコン役で、大阪の名所名物だけでなく、翌日のUSJの作戦までしっかり予定を立ててきてくれました。翌日のUSJは思ったほどの混雑はなく、ひょっとしたら飲み水や食べ物の悪い評判のせいかなとも思いました。事前の十分な調査とスタッフの地道な活躍で、比較的多くのアトラクションに参加できました。「JAWS」、「Jurassic Park」、「E.T. Adventure」、「Back To The Future」、「WaterWorld」など、主なものは全て体験できました。ディズニーランドと比べると大人向けという感じがしました。久しぶり(10年ぶりかな)のテーマパーク、うわさ以上で大変満足してきました。スタッフには内緒でしたが、昨年骨折した左足が鉛のように重かったのは言うまでもありません。中米君はクリニックと同じようにリーダー役、福地君は中米君の娘さんのお守り役だったことも付け加えておきます。患者さんには、大変御迷惑をおかけしました。今回の慰安旅行と学会参加で得たものを、クリニック全体として今後の患者さんとの対応やコミュニケーションに生かしていきたいと思います。
最後に、学会に参加できるのも皆さんのご理解のおかげです。ありがとうございました。
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