かわむら こども クリニック NEWS  平成24年9月号


日本外来小児科学会年次集会

 

 8月末は毎年、日本外来小児科学会年次集会に参加しています。学会の役員をしているため前日からの参加となり、皆さんにはご迷惑をお掛けしました。お詫びの印として、今年も学会の様子を報告します。
今年の年次集会は8月24日~26日に、パシフィコ横浜で開催されました。この学会は小児科の開業医が中心で、看護師や薬剤師、事務スタッフも参加し、今年は例年を上回り、参加者はついに3000人の大台になりました。
昨年は、「東北地方太平洋沖地震を経験して-震災レポート-」、「髄膜炎関連ワクチン並びに同時接種見合わせ後の保護者の意識調査」など4つを発表しました。その反動ではありませんが,今年は院内報「かわむらこどもクリニックNEWS」の展示のみとし、スタッフ全員で参加することを目的としました。
 
 24日休診にして、午前中の新幹線で東京へ。まずは、日本外来小児科学会の役員会。役員会のあとは、期待に胸を膨らませての、ディナー・クルーズへ。ディナー・クルーズの名称なので、食事にも高い期待を抱いてたけど、値段が安い分仕方ないところかも...。仙台とは違う酷暑のなかで疲れた身体を癒すために、早めに入浴、就寝。おやすみなさい!。

 25日は朝から学会参加。広い会場をあちこちうろうろし、多くの友人達と挨拶を。10:00にはスタッフと合流。真っ先にホテルで名ばかりのミーティング、当然ながらちょっと一息。
午後の仕事は、日本外来小児科学会総会。役員なので出席は義務。ちょっとした不安と、大きめの期待が??。会長の意向で、大臣表彰が総会で紹介されることに。事前に総務の先生に、たくさんの資料を送りつけて“頼んだよ!”のプレッシャーも。総務から“時間が無いんですよ”と、何度も泣き言が。にもかかわらず、2~3分にわたって,まるでメインエベントのように紹介の時間を。そして心に残るコメント、“総理大臣官邸というフォーマルな場所で茶色の靴履いているのが川村先生”と、ちょっとウルウルと!。ちょっと意味不明かも(笑)。

 夜は、スタッフ全員で中華街での懇親会。さて、懇親会は中華街の別々の店で開催。申し込みが遅かったのとリサーチ不足で、結局は参加枠が最後まで残っていた“重慶飯店別館”。値段と立食ということで、少し不安も持ちながら参加。写真は満足しているように見えるけど?。お料理のほうは...。あえて、コメントを控えます(笑)。

 折角中華街まできたので、ちょっと山下公園まで足を伸ばしてみることに。山下公園には警察ザタになった学生時代の苦い思い出が...。恐ろしい記憶が蘇る...と書くと、誰もが聞きたい?。父親が横浜出身。子どもの頃夏休みになると、叔父宅に疎開。氷川丸とマリンタワーは、ずっと昔からの定番。苦い思い出と楽しい思い出が交差する、そこが山下公園!。

 26日は唯一といってもいい仕事。一般演題の座長。座長というと、芝居や演芸などの一座の長を思い浮かべるけど?。学会では、発表の進行や取りまとめを行う役割。座長の大きな役割は、タームキーピングと発表者の内容の評価と慰労。感染症関連の4題を引き受けた。時間は45分、質問がないと淋しいので、質問しやすいような雰囲気を作り。思った以上に質問が多くイライラしながら、でも時間通りに終了。もちろん、あちこちに自慢話もちりばめておいた。座長の役割は全うできたけど、わきの下は汗だらけ。

 座長が終わって、ちょっとだけ時間に余裕があったので、30分近く並び「原鉄道模型博物館」へ。模型で、これほど感動するとは?。“継続は力なり”を再認識。

 戻りたくはなかったけど、昼食を済ませて会場へ。昨年から取り組んでいるワクチン同時接種の副反応の調査「予防接種副反応調査研究会」の会議に参加。これで、年次集会のすべての日程終了。

 夏休みのすぐ後に、お休みをいただきました。休診と知らずに来院した方もいたでしょう。ご迷惑をおかけしました。このように余裕を持って学会に参加できるのも、患者さんのご理解とご協力のお陰です。学会で得たものを、これからの診療に生かしていこうと思います。ご理解とご協力、ありがとうございました。

ホテルから見たベイブリッジ
クルーズ船から見える夜景は絶景!
総会での子育て支援功労者表彰紹介
懇親会場での集合(酒豪)写真
山下公園氷川丸の前で集合写真!
ちょっとお遊びのツーショット

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