かわむら こども クリニック NEWS 平成20年 9月号
日本外来小児科学会08に参加して
毎年8月末は、日本外来小児科学会に参加します。学会の役員をしているため前日からの参加となり、皆さんには大変ご迷惑をお掛けしています。お詫びの代わりに、新聞で学会の様子を報告しています。
今年の日本外来小児科学会は、8月30日〜31日に名古屋で開催されました。この学会は小児科の開業医が中心で、全国から2000人近い参加者が集まります。学会というと医師だけの集まりと思われがちですが、看護師、薬剤師や事務スタッフが参加できるのが特徴です。昨年の開催地は遠い熊本ということもあり、残念ながらスタッフの参加しませんでした。今年は、看護師は参加できませんでしたが、事務スタッフの福地、道端君と一緒に参加してきました。以下、学会旅行記です。
名古屋は前日に大きな被害が出るほどの集中豪雨。29日の学会役員会のため、13:10仙台発の飛行機を予約。飛行機が飛ぶかどうか心配しながら空港へ。飛行機は定刻通りにフライト、そして中部国際空港(セントレア)着は14:25。飛行機は、かの有名なボンバルディア。名古屋に近づくに連れて、集中豪雨の不安定な気象条件の影響で大揺れ。セントレアからは、空港に直結した名鉄の特急で名古屋駅へ。空港駅と車両は、近未来的でちょっと感動。先生は、18:00から役員会へ。
30日の学会第一日目の仕事は、9:00からの院内報の展示。毎月発行している院内報の第1号と最新号、「お母さんクラブ」の会報を展示。朝からのんびりできない、学会の始まり。今回の学会はスタッフの発表もなく、慰安旅行も兼ねて計画。慰安旅行となれば、見たり食べたりも、大きな目的。昼食は、名古屋名物の「ひつまぶし」で有名な蓬莱軒へ。「ひまつぶし」ではないので、念のため。非常に混む店で1時間以上待つこともあると言われ、11:00前には学会場を後に。着いたところ、団体さんがバスから続々と。これでは長時間待つのかと思ったところ、何とか一順目でセーフ。さて、「ひつまぶし」(写真)とはいったいどんな食べ物?。写真の通り、おひつに入ったうな丼みたいなもの。名前の由来は、ひつはおひつ、うなぎのことをマムシと呼ぶので、「ひつまぶし」とか。食べ方が変わっていて、4回に分けて。おひつの中身を4等分にして、1回目はそのまま、2回目はネギなどの薬味とワサビで、3回目はお茶漬にして、そして最後は一番美味しかったものをもう一杯。スタッフは初めての経験で、大雨の中来てよかったと感激しきり。隣に熱田神宮があったので、お参りを。はてさて若いスタッフは、どんな願いを?。お参り後は、もちろん学会場に戻り、最後まで講演を聞いたのは言うまでもないこと。
翌日は、院長の出番。役員を務めている関係から、座長を頼まれて。学会には講演の他に、研究を発表する一般演題というものが。一般演題はセッションに分けられ、セッションの司会をするのが座長。院長が担当したセッションは健診で、会場には多くの聴衆が。緊張もせず何とか無事に終了。
院長の仕事をよそに、スタッフは名古屋の市内観光へ。ルートは、金の鯱で有名な名古屋城(写真)、徳川園、徳川美術館、名古屋テレビ塔。もちろん院長の許可を取っての慰安旅行としての行動。院長もスタッフに負け地と、名古屋名物みそ煮込みうどんへ。そして18:15の飛行機で、仙台への帰路に。慰安旅行を兼ねた、よい学会参加で皆満足。
今回の報告は学会より、観光がメインになってしまいました。休診して皆さんに迷惑をかけてまで出掛けてきたので、しっかり勉強もしてきたつもりです。休診を知らずに来院した方もいると思います。迷惑をおかけしました。このように余裕を持って学会に参加できるのも、皆さんのお陰です。学会で得たものを、診療に生かしていこうと思います。ご理解とご協力、ありがとうございました。
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