かわむら こども クリニック NEWS  平成24年7月号


英国大使館

 最近は休診が多く、皆さんには大変ご迷惑をお掛けしています。お詫びの意味で、7月2日(月)午後休診で参加した、英国大使館でのパーティの模様を報告をしたいと思います。
平日に休診してまでと思われる方もいるかもしれません。しばしの間、言い訳に耳を貸してください(笑)。

 当日は、英国大使公邸で開催された「ワクチンジャパン(株)設立披露パーティ」に招待されました。前日には5時起きで、秋田の東北外来小児科学研究会に参加し、ハードスケジュールとパーティ参加で休診することには、ずいぶんと悩みました。しかし、招待者名簿で確認すると全国で150人弱、宮城県からは東北大産婦人科教授、感染症制御学教授と自分の3人のみで、当然県内からの小児科医は、自分ひとりだけでした。その他、有名なお歴々の方々の名前がずらりと並んでいました。そして、開業医は、わずか10人程度でした。

 招待者の顔ぶれをみると、なぜ自分が招待されたのかが、不思議な感じもしました。自分で思っている以上に、大物なのかもしれません(冗談)。招待者に選んでもらったことに報いるために、意を決して出席することにしました。もちろん不純な動機ですが、この先入る可能性が無い英国大使館が、どんなところかという興味があったのも事実です(笑)。

 18:00開始のため、午後休診にして仙台から新幹線で東京へ。少し時間をつぶし、ドキドキする気持ちを抑えて、英国大使館に到着しました。係員の案内を受けて警備で、身分証を提示してやっと入館できました。事前の案内では招待状だけでは入場できず、免許証等の身分証明書は必要と念を押されていました。昨年11月の総理大臣官邸では、身分証の提示は必要なかったのが、とても不思議でした。

 会場は大使館ではなく、駐日英国大使公邸で行われました。大使館の外観は撮影禁止でしたが、パーティー会場は撮影OKとのこと。入ってしまえば、こちらのもの?。図々しくも始まる前に、コンパニオンに頼んで、いつものポーズで記念撮影をしちゃいました。

 ウォレン英国大使の挨拶から始まり、ジャパンワクチン(株)、G.S.K(株)、第一三共(株)社長、横倉日本医師会長の挨拶と続き、煖v日本医学会会長の乾杯となりました。

 大使の挨拶した部屋は比較的手狭で、招待者で立錐の余地がないほどの混雑ぶりでした。国会議員も多く参加し、あちこちにテレビで見覚えのある姿も目に付きました。誰も知人がいなければ、人は不安になるものです。幸い話ができる医師の姿を見つけ、ほっと一安心してる自分がいました。

 パーティ中は音楽が流れ、お寿司、ローストビーフなど様々な料理からスイーツまで、所狭しと並んでいました。

 公邸の庭園は芝生のみどりが目に痛いほどで、梅雨の合間の天候に恵まれたひと時を過ごすことができました。庭園から見た大使公邸は、まるで映画の一カットのようで、時間と空間を越えて英国にいるな錯覚を覚えました。

 現実とは思えない英国大使公邸で、あっという間に時間が過ぎ、知り合いの小児科の先生方との楽しいひと時を過ごすことができました。日帰りの秋田行きの翌日、休診してまで駆けつけた甲斐がありました。前日からの重苦しい疲れも、いつの間にか心地よい疲れに変わっていきました。

 それにしても昨年11月の総理大臣官邸に引き続き、今回は英国大使公邸。理由は異なるにしても、官邸と公邸に招待される幸せな小児科医です。これも多くの方々に評価されている証です。もちろん参加できるのは、皆さん方のご理解とご協力のお陰です。ありがとうございました。


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