かわむら こども クリニック NEWS 平成22年 3月号
CLINIC NEWS 200号を迎えて!
今月で、かわむらこどもクリニックNEWSが、お陰様で200号を迎えることが出来ました。
思い起こせば、今から17年前2月20日に、当院は開業しました。茨城県の日立総合病院から、突然落下傘のように仙台に降りてきました。開業当初は、本当にやっていけるのか不安な毎日でした。開業理念として「お母さんの不安・心配の解消」を掲げ、理念倒れにならないように、様々な子育て支援活動を続けてきました。理念の実践として、最初に取り組んだのがクリニックNEWSです。小学校の壁新聞以来携わったことの無い新聞作りは、思った以上に大変でした。試行錯誤を繰り返し、創刊号の発行には数ヶ月を費やしたことも、今は懐かしく思い出されます。新聞が読まれていない不安や忙しさも手伝って、何度も途中で挫折しそうにもなりました。それを支えていたのが開業理念と読者の励ましの声です。この院内報を続けられたことが、その後の多くの活動の原点になりました。
院内報の発行は理念を形にするためのひとつの方法で、親御さんに医学的な情報や知識を伝えることが目的でした。しかし、振り返ってみると、単なる情報提供だけではなく、院内報自体がクリニックの歴史を示しています。病気の入院や骨折等院長の個人的なもの以外に、社会における様々な出来事や事件が記事として載っています。あんな時、こんなことがあったんだと、様々なことが思い出されます。クリニックだけではなく、院長の自分史としても、院内報の存在意義は大きいと感じています。
平成16年に発行した100号記念誌にも書きましたが、「継続は力なり」です。しかし、発行を継続するためのモチベーションは、新聞を読んでいるお母さん達の熱い思いです。200号まで続けられたのは、院長個人の力だけではなく、スタッフ、そして多くの愛読者に支えられたお陰です。今回も、多くのお母さんから、記念紙に投稿をいただきました。本当に、ありがとうございます。これからも、力の限り続けていきたいと思っています。
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